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通算237勝左腕・サバシア、ヤンキースが”悪の帝国”に戻ることを危惧「また嫌われたチームになってしまう」

2018/01/19

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Getty Images



 今オフはマイアミ・マーリンズからナ・リーグMVPであるジャンカルロ・スタントン外野手をトレードで獲得したニューヨーク・ヤンキース。今季はア・リーグ本塁打王のジャッジと両リーグの本塁打王が揃い踏みすることになったが、この大型トレードを快く思わない声も多いようだ。
 
 MLB公式サイトでは18日(日本時間19日)付で特集を掲載。ヤンキースと再契約した通算237勝左腕のCC.サバシアがスタントン獲得について見解を述べた。
 
 サバシアは「昨季のヤンキースは皆が愛してくれるチームだったけど、ジャンカルロを獲得したことでまた嫌われたチームになってしまうと思う」とコメント。相次ぐ大型補強でヤンキースが”悪の帝国”と称されていた頃に戻ってしまうことを危惧した。
 
 昨季はジャッジ・サンチェス・セベリーノなどの若手が台頭して大活躍を見せ、これまで大型補強に頼ってきたヤンキースとは一味違うシーズンとなった。しかし、今オフには再建を期すマーリンズがスタントンを放出したいという意向もあり、更なる打線強化を狙ったヤンキースはトレードを敢行した。
 
 しかし、現在マーリンズでCEOを務めるデレク・ジーター氏はヤンキースOBでもあり、古巣にナ・リーグ屈指の主砲を移籍させたことは、現地でも反感を買ってしまったようだ。また、今回のトレードはサバシアの見解のように、他球団からの選手補強が目立っていた、かつてのヤンキースの姿を思い起こさせたようだ。
 
 サバシアは「今や私もニューヨーカーで、故郷のような街だ」と語り、キャリアをヤンキースで終えたいという願望も口にしていたが、かつてのような大型補強に頼る姿勢についてはやはり思うところがあったようだ。



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