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大谷、2018年度の若手有望株ランキングの総合1位に選出 ルース以来の二刀流に大きな期待

2018/01/29

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 今季からロサンゼルス・エンゼルスでプレーする大谷翔平投手。米国でもベーブ・ルース以来前例のない二刀流挑戦を希望し、大きな注目を集めている中、大谷はMLB公式が選出する若手有望株ランキングコーナー「MLB パイプライン」で総合1位に選出された。
 
 同コーナーで大谷は右投手で1位、指名打者のカテゴリーがないために外野手で4位にランクインしていたが、今回のランキングでは全ポジションを総合して1位に選出された。
 
 27日(日本時間28日)付のMLB公式サイトの特集では「今年のリストは、二刀流のエンゼルス・大谷翔平から話されなければならない。彼は今までメジャーで見ることのなかった、マウンド・バッターボックスの両方に立つ能力を有する選手だ」と大谷を評した。
 
 そして、海外リーグで経験のある大谷が同リスト入りしたことについて、同特集では以下のように解説した。
 
 まず、大谷は25歳以下で米国のドラフト対象外選手で、獲得の際には「インターナショナル・ボーナス・プール」の対象となったことが上げられた。
 
 メジャーリーグでは労使協定によって、日本・韓国・台湾・キューバなどの25歳以下の選手は各リーグのプロ選手であっても、解約金や年俸の高騰を防ぐために獲得に制限が加えられている。米国のドラフト対象外の25歳以下である若手選手を獲得する際には「インターナショナル・ボーナス・プール」と呼ばれる各球団に設けられた資金の枠内で契約金を支払う必要がある。
 
 元はと言えばキューバ・ドミニカ共和国・ベネズエラ出身の選手の獲得競争を抑えるために制定された同制度だが、同じく海外の日本も例外は認められず、大谷は契約金と年俸を制限されることになった。
 
 また、同リストに選出されるためには新人王の資格を有していることが必要となっており、130打席もしくは50イニングを超えず、メジャーに45日以上在籍しないことが求められる。日本球界以外に経験のない大谷は勿論この項目を満たしており、上記の労使協定の影響によりメジャーのみなす「プロ選手」に該当しないことから、ランキング入りを果たすことになった。
 
 MLB公式サイトではなく、米国誌「ベースボール・アメリカ」の若手有望株ランキングでも2位に選出されるなど、高い評価を受けている大谷。日米で活躍が期待されているが、果たしてメジャーの舞台ではどのようなプレーを見せてくれるだろうか。



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