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GMの父親に放出された捕手がダイヤモンドバックスと契約へ 古巣復帰は叶わず

2018/01/31

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 昨季途中にデトロイト・タイガースからトレードでシカゴ・カブスに移籍し、現在はFAとなっているアレックス・アビラ捕手がアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約合意間近であることを米国紙「アリゾナ・セントラル」が30日(日本時間31日)付で報じた。同紙によると、メディカルチェック後に正式契約に至る見通しのようだ。
 
 アレックスの父親のアル・アビラ氏は2015年のシーズン途中からGMを務めており、2015年オフにはタイガース一筋でプレーを続けていた息子を引き留めず、2016年はシカゴ・ホワイトソックスでプレー。しかし、2016年オフには1年契約を結んでタイガースに息子を呼び戻していた。
 
 そして、2017年のアレックスは、シーズン前半は打撃好調でキャリアハイも狙える成績を残していた。しかし、再建モードに入ったチーム事情もあり、アルGMはシーズン途中にアレックスをカブスにトレードで放出していた。
 
 カブス移籍後のアレックスは打撃の調子が落ち、打率.239、3本塁打、17打点という成績に終わりシーズン終了後には契約が満了しFAとなった。一方、出塁率は2球団合計で.387と好成績をマークしており、これは昨季メジャーで300打席以上に立った捕手としては、ジャイアンツの正捕手であるバスター・ポージーに次ぐ優秀な成績となっている。
 
 守備面についてはやや不安視されているが、新天地では今オフにFAとなったクリス・アイアネッタ捕手の代役となる活躍が期待されているようだ。また、今季から同球団でプレーする平野佳寿投手とバッテリーを組む可能性も非常に高いだろう。
 
 昨オフには父親自らが息子をチームに呼び戻したこともあり、今オフもタイガース復帰が期待されていたようだが、チームは再建期に突入していることもあり、31歳のアレックスがタイガースに復帰することは叶わなかった。



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