ヤンキース、ブーン監督は新打順に悩み中?「ラインナップが少し変わることはいつでもあるけど…」
2018/02/02
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今オフにマイアミ・マーリンズからナ・リーグ本塁打・打点王でシーズンMVPにも選出されたジャンカルロ・スタントン外野手をトレードで獲得したニューヨーク・ヤンキース。
今オフには10年間監督を務めたジョー・ジラルディ監督が退任し、ヤンキース時代の2003年に球史に残るサヨナラ本塁打を放ち、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献したアーロン・ブーン氏が新監督に就任した。
ブーン氏は現役引退後に米国「ESPN」の解説者として活動してきたが、指導者経験はない。ブーン氏の他にはカルロス・ベルトラン氏やヘンスリー・ミューレン氏が候補者に名を連ねていたが、ブライアン・キャッシュマンGMら球団首脳陣は経験のないブーン氏を抜擢するに至った。
新監督となったブーン氏について、MLB公式サイトでは1日(日本時間2日)付で特集を掲載し、ブーン監督が新チームの打順について悩んでいることを報じた。
ブーン氏はMLBネットワークのラジオで「少しラインナップが変わることはいつでもあるけど、どうやってベストメンバーで共に戦っていくかは悩みどころだ」と話しており、スタントン・ジャッジ・サンチェスら豪華メンバーが名を連ねる打順をどのようにするか考えているようだ。また、スタントン・ジャッジの本塁打王2人については守備力も高いと手放しで称賛しており「本当に良い選手だ」と評している。
また、若手の台頭にも期待しており、グレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥーハーの2人には特に期待を寄せているようだ。なお、スプリング・トレーニングではメジャー昇格を焦らせず、長い目でしっかりと育成する方針であることを明かしている。
一方、FA市場で注目されているダルビッシュ有投手の獲得可能性については「ブライアンが選手を追加する可能性もあるし、それについてはおそらく動きを見せているところだろうけど、今のヤンキースは既に高いレベルのチームであると感じているし、高いレベルで他チームと戦うことができると思う」と話しており、現有の戦力でシーズンを戦いたいという見解を示している。
歴史が長く、米国屈指の名門であることからメディア・ファンからも厳しい評価を下されることが多いヤンキース。その監督に就任したブーン氏は、1年目のシーズンはどのようにチームを導いていくだろうか。