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ブリュワーズがダル争奪戦から撤退か スターンズGM「今のところ現有戦力で行くつもりだ」

2018/02/04

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっており、スプリング・トレーニングの始まる2月に入ったが現在も所属先が未定となっているダルビッシュ有投手。カブス・ツインズ・ドジャース・レンジャーズなどの球団で争奪戦が繰り広げられているが、1月に入ってからオファーを提示したブリュワーズが争奪戦から撤退する可能性を示唆した。
 
 3日(日本時間4日)付の米国紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」によると、ブリュワーズのデービッド・スターンズGMは「様々な議論を続けているが、今のところ現有戦力でスプリング・トレーニングに行くつもりだ」と話しており、これ以上補強を行わない可能性を示唆した。
 
 昨季はワイルドカードまであと一歩のところで涙を飲んだブリュワーズだったが、今オフはFAのロレンゾ・ケイン外野手、トレードでクリスチャン・イエリッチ外野手を獲得して野手陣を補強した。
 
 一方で投手陣の補強はあまり進んでおらず、昨季は12勝をマークしたジミー・ネルソン投手が肩の手術から復帰までに時間を要すると予想されていることから先発投手の補強が必要となっている。
 
 そして、今オフのFA市場でナンバーワン評価を受けているダルビッシュの獲得に乗り出したが契約合意には至らず、現在はレイズのクリス・アーチャー投手など他の先発投手の獲得を視野に入れているようだ。
 
 スターンズGMは「適切な機会があれば、私たちはすぐに動くことができる。でも、既にチームは高いレベルにあると自信を持って言えるから、本当に適切な機会を見極める必要がある」とも話しており、今後の補強は慎重に行うことも明らかにしている。
 
 また、同紙ではレンジャーズのジョン・ダニエルズGMが「高年俸の選手との契約は予期していなかった」と発言したことも報じており、ダルビッシュの獲得よりも贅沢税の問題を優先していると報じている。
 
 今オフの移籍市場は例年になく動きが遅くなっており、現地では”凍り付いている”とまで評されているが、日本を代表する右腕は果たしてどの球団に所属することになるだろうか。



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