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パドレス・牧田に中継ぎ陣全体への相乗効果が期待「打者はいつもとは違う感覚になる」

2018/02/06

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 今オフにポスティングシステムを行使して埼玉西武ライオンズからサンディエゴ・パドレスに移籍してメジャーの舞台に挑戦することが決まっている牧田和久投手。
 
 メジャーにもほとんど存在しない下手投げ投手で、WBCなどの国際試合にも出場していたことから米国でも注目を集めており、早くメジャーで投球する姿を見たいという声が非常に多くなっている。
 
 地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」では5日(日本時間6日)付でパドレスの中継ぎ陣に関する特集を掲載。同球団は厚みのあるブルペンを構築している中、今季からパドレスでプレーする牧田には他の中継ぎ投手への”相乗効果”が期待されているようだ。
 
 記事では「33歳で日本から移籍してきた”真のサブマリン”の最高球速は80マイル台中盤で、2011年には22セーブを記録した。しかし、彼はゲームを締めるだけでなく、セットアッパーとして他の中継ぎ投手の活躍を促進することもできる」と評されており「牧田は普通とは全く異なる投手であることから、降板後も打者を混乱させることになる」と上手投げの投手と下手投げの牧田が連続して登板することで打者を幻惑することが期待されているようだ。
 
 また、今季からチームメイトとなるカービー・イエーツ投手も「メジャーリーグで牧田のように低い位置から制球力のある球を投げる選手は今まで見かけたことがない。彼の降板後に登板することで、打者の目は少しでも混乱することになると思うよ。多分僕は打てないしね。打者ではないから確かなことは言えないけど、おそらくいつもとは違う感覚になると信じている」と話し、牧田加入の相乗効果を期待している。
 
 プレラーGMも「私たちは普通の投手とは異なる視点からの投球をする牧田を、グリーン監督により多くの選択肢を与えることのできる選手として見ている」と話し、牧田を含めた中継ぎ陣全体の活躍に期待を寄せている。
 
 米国でも特異な存在であることから、注目を集めている牧田。変則フォームの選手が多数存在する米国でも異彩を放っているが、果たして日本の誇るサブマリンはメジャーでも結果を残すことができるだろうか。



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