MLB選手会、未所属FA選手のための春季キャンプの開催用意へ 実現なら23年ぶりに
2018/02/08
Getty Images
今オフの注目FA選手であるダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.Dマルティネス、グレッグ・ホランドなどの移籍が決まっておらず、その他にもイチロー、上原浩治など多くの選手が未所属と動きが非常に遅くなっているFA市場。
スプリング・トレーニングの開幕も近づき、このままではキャンプインを迎えることの出来ない選手に対し、MLB選手会はFA選手のためのキャンプを準備していると、米国「ヤフースポーツ」のティム・ブラウン記者が6日(日本時間7日)に報じた。このキャンプが実現すれば、スポーツ史上最大のストライキが行われた1995年以来の出来事となる。
選手会はアリゾナ・フロリダの両方でキャンプを開催する予定としており、スタッフやコーチの確保も目星がついてきているようだ。
今オフの移籍市場の遅さには選手や代理人から球団への批判が相次いでいるが、一方で球団やMLB機構側からも選手側に問題があるとお互いに批判し合っており、状況はより悪化してしまっている。
各球団が”節約モード”に入り、選手側の要求も高いなど、多くの要素が重なって動きが遅くなっている今オフの移籍市場。多くの選手の所属先が未だに決まっていないが、果たして開幕までに新天地を見つけることは出来るだろうか。