ダル、元女房役もバッテリー再結成を心待ちに 複数のカブス選手も入団を歓迎
2018/02/14
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ロサンゼルス・ドジャースからFAとなり、10日(日本時間11日)にシカゴ・カブスと契約合意に至ったダルビッシュ有投手。今オフの移籍市場は非常に動きが遅く、多くの選手の所属先が決まっていない異常事態となっているが、米国でも非常に高い評価を得ているダルビッシュはスプリング・トレーニングの開幕直前にカブス入りを果たした。
ダルビッシュはドジャースに所属していた昨季のリーグ優勝決定シリーズ第3戦でカブスを7回途中1失点に抑えたこともあり、今回の入団はセオ・エプスタインGMなどの球団首脳陣だけでなく、多くの選手からも歓迎されているようだ。
レンジャーズ時代にダルビッシュとバッテリーを組み、今季はカブスとマイナー契約を結んだクリス・ヒメネス捕手は最もダルの移籍を喜んでおり、MLB公式サイトの特集で「ダルは間違いなくエースで、彼に匹敵するのはインディアンスのコーリー・クルーバーぐらいではないだろうか。カブスには既にジョン・レスターというエースもいるし、2人もエースがいるのは悪くないことだね」とコメントした。
同捕手は「もしもダルがカブスに来て、上手く行けばワールドシリーズを制覇することができるだろうと彼に言ったんだ。自分は制覇に年俸の半分を賭けるけど、もしも制覇したら2倍にして戻してくれよ」とジョークを交えたコメントを送ったことも明かしている。そして、再びバッテリーを組むことが出来るのを心待ちにしているようだ。
また、正捕手のウィルソン・コントレラスも自身のツイッターで「カブスにようこそ。ユウの球を受けるのが待ち遠しいよ」とコメントし、キャンプでダルビッシュの球を受けることを楽しみにしているようだ。
地元紙「シカゴ・トリビューン」の11日(日本時間12日)付の特集ではカイル・シュワーバー外野手がインタビューに答え「ダルビッシュの加入は素晴らしいことだ。今回の加入はカブスが最高のチームとなることを可能にするだろうし、チームの信頼があるからこそ、彼のような投手を獲得できたのだろう」と話し、ダルの加入を喜んだ。
新天地では昨季限りでFAとなったエース右腕のジェイク・アリエッタ投手に代わる活躍が期待されているダルビッシュ。球団首脳陣、選手からも入団が歓迎されているが、果たして日本の誇る”ドクターK”は期待に応え、カブスを2年ぶりのワールドシリーズ制覇に導く活躍を見せることが出来るだろうか。