イチロー、MLB公式で現役続行を嘆願「まだ別れを告げる準備が出来ていない」
2018/02/16
Getty Images
今オフは非常に動きが遅くなっている米国の移籍市場。先日にFAの先発投手でNo.1評価を受けていたダルビッシュ有投手がシカゴ・カブスに入団することが決まるなど、スプリング・トレーニングの開幕直前に少々動きを見せたが、イチロー外野手、上原浩治投手などのベテランは、多くの選手が所属先未定となっている。
そのような中、MLB公式サイトでは15日(日本時間16日)付で去就が注目される「最も興味深い10人」と題した特集を掲載。そして、その中の1人にマイアミ・マーリンズからFAとなっているイチローが選出された。
記事では、各球団は未だに所属先が決まっていないジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネスなどの注目選手の獲得に力を注ぐべきとする一方で、野球を遥かに楽しく、ユニークなものにする個性あふれる選手にも注目すべきであると指摘している。
そして、同記事ではイチローについて「選出されるのは当然のことだ。私はまだ別れを告げる準備が出来ていない。あなたはどうですか?いや、むしろ誰が出来ているのか?」とコメント。メジャー通算3080安打、10年連続200本安打、2004年にはシーズン史上最多安打記録となる262安打を記録するなど、米国でも屈指の安打製造機として活躍してきたイチローが現役を続けることを嘆願されている。
今オフは注目選手だけでなく、ベテラン選手にとっても非常に厳しいオフとなっており、多くの実績ある選手が未契約となっている。しかし、スプリング・トレーニングの開幕間近となっても選手の獲得に動きを見せている球団もあるため、今後の動向次第では積極的に獲得を目指す球団が現われてもおかしくないだろう。
本特集の10人にはイチローの他にも、ホセ・バティスタ、ジョン・ラッキー、R.A.ディッキー、ジェイソン・ワース、ブレット・アンダーソンなどといった強打者や好投手が選出されているが、彼らは開幕までに新天地を見つけることが出来るだろうか。