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マーリンズから放出された主力外野手が古巣地元紙に心境語る 球団の方向性には理解示すも…

2018/02/18

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 今オフからデレク・ジーターCEOを中心とする投資家グループが球団を運営しているマイアミ・マーリンズ。総年俸削減のためにジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イエリッチ、マーセル・オズナの外野手3人、正二塁手のディー・ゴードンをトレードで放出し、その他の球団スタッフもリストラするなど辣腕を振るい続けており、その手腕にはマーリンズファンを中心に大きな批判が集まっている。
 
 主力選手の移籍を悲しむ声も多くなっている中、米国紙「マイアミ・ヘラルド」では17日(日本時間18日)付で特集を掲載し、カージナルスへトレードとなったオズナの心境を報じた。
 
 昨季のオズナは159試合に出場して打率.312(613-191)、37本塁打、124打点、出塁率.376、OPS.924とキャリアハイの成績を残し、シルバースラッガー賞にも選出されていた。
 
 スタントン・イエリッチと3人で組んだ外野陣はメジャーでも屈指レベルの実力を誇り、オズナも彼らと組んでいた外野陣を気に入っていたようだが、スタントンとイエリッチは球団が新体制に移行してから、10月の試合が3人でプレーする最後の機会となったことを薄々感じ取っていたようだ。
 
 しかし、当時のオズナはその事実を信じたくなかったようで「ポジティブに考えよう。あれが最後なわけがない。私たちはもう一度共にプレーすることになるよ」と2人に話したが、オフには3人ともトレードで別々の球団に移籍することになってしまった。
 
 なお、オズナは「新しいオーナー陣が球団を買収するために多額の資金を費やしたから、給与を削る必要があるのは当然だ。そんなことは分かっている。こればかりはビジネスだしね…」と話し、球団の方向性に理解を示している。
 
 また、オズナは残留となっても問題はなかったようで、新体制の下でのプレーを望まずトレードを希望していたスタントンとイエリッチとは異なり「私はまだマーリンズでプレーするつもりだと思っていた。でも、彼らは私に別れを告げた」と話し、スタントンとゴードンの移籍後も自身は残留するものと考えていたようだ。
 
 しかし、チーム再建を期す球団は昨季にキャリアハイの成績を残したオズナは今オフがトレードに出す絶好機と感じていたようで、契約が残り2年で代理人がスコット・ボラス氏であったことも放出の一因となったようだ。
 
 マーリンズに残留するものと考えていたオズナだが、新天地であるカージナルスへの移籍は歓迎しているようで「セントルイスにあるこのチームはいつも大勢の人が集まっているし、とても好きだよ」と語り、ワールドシリーズ制覇も目指すことの出来る環境に移籍したことについては「まさに贈り物を貰ったようだね」と表現した。
 
 また、新天地のセントルイスが米国での自宅があるマイアミから遠くなりすぎなかったことも移籍を前向きに捉える一因となっているようだ。
 
 「セントルイスにいられることを嬉しく思っている」と話し、新天地でのプレーにも前向きなオズナ。カージナルスでも自慢の打棒を発揮し、チームの躍進に貢献したいところだ。



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