ダルビッシュは新天地でサイ・ヤング賞を獲得できる? 「可能ではある」も「非現実的」
2018/02/24
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シカゴ・カブスに入団したダルビッシュ有投手。昨季途中に2012年から過ごしたテキサス・レンジャーズから離れたが、未だにに古巣のファンは彼に関心を寄せているようだ。テキサスの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のゲリー・フレイリー記者が同紙でファンからの質問に回答する企画を実施し、ダルビッシュに関する質問も寄せられた。
同紙で行われた企画には多くの質問が寄せられ、ダルビッシュに関する質問も寄せられている。フレイリー記者は、ファンからの「ダルビッシュはシカゴでナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得できると思いますか?」という質問に対し、「可能ではある」としながらも、米プロレス界で有名なコメンテーターであるゴリラ・モンスーンなら「非現実的」と言うだろうとして、「地球上で最高の投手、クレイトン・カーショウがナ・リーグにいる。シャーザーにストラスバーグにグレインキーもいる。(サイ・ヤング賞争いの)シーズン前のオッズでは彼らの方が人気だろう」と否定的な見方を示している。
また、「今オフの奇妙な動きを見せている市場で最も多くのお金を失った選手は誰ですか?」という質問には、「ダルビッシュはそのリストのトップ、もしくは近いところにいるだろう」と回答し、「ストラスバーグのような7年1億7500万ドル(約187億円)の契約を狙っていた。実際に得たのは6年1億2600万ドル(約135億円)だ」と説明した。
当初の想定よりも新天地を探すのに時間がかかったダルビッシュだったが、カブスでフレイリー記者をも驚かすパフォーマンスを発揮することはできるのだろうか。昨季はチームメイトとして一緒に戦ったカーショウとサイ・ヤング賞争いをするくらいの活躍をファンは期待している。