大谷、OP戦初登板に米メディアも注目「刺激的だったが不安定でもあった」
2018/02/25
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、米国アリゾナ州・テンピで行われたミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発登板。この試合は大谷にとって初の実戦となり、現地でも大きな注目を集めていたが、1回1/3を31球で2安打、1本塁打、2奪三振、1四球、1暴投、2失点とホロ苦のデビュー戦となった。
米国でもNo.1プロスペクトである大谷の投球は注目を集め、複数メディアが今回の大谷の投球内容を報じた。MLB公式サイトでは同日付で特集を掲載し、大谷の投球を「大谷の初登板は刺激的だったが不安定でもあった」と評した。また、速球だけでなくカーブも披露したこと、制球に苦しんだことも紹介している。
また、米国「ESPN」も同日付で特集を掲載し、選手や監督のコメントを紹介している。
バッテリーを組んだマーティン・マルドナド捕手は「彼は打席に立つのと同様にマウンドへ向かっていったよ。個人的にはとても気分が高揚した。マウンドで彼がどのように振舞うか想像できなかったけど、多くの選手が初登場の際に感じる緊張を彼からは感じなかった」と話し、大谷は初登板ながらリラックスして投球していたと話した。
マイク・ソーシア監督は「大谷は多くのことを学べたのではないか。彼とマーティンは上手くやっていたと思うし、今回の経験を次の機会に上手くつなげてくれると思っている」とコメントし、今回の登板に一定の評価を下した。一方で、制球が安定しなかった件について、今後はリリースポイントを修正する必要があるとしている。
また、ソーシア監督は早くても来週中には大谷を指名打者として出場させる方向であることも明かしており、オープン戦の期間中にしっかりと二刀流の試運転を行うことを明言している。
米国での初実戦を終えた大谷。今回はほろ苦い登板となったが、次回以降は課題点を修正し、開幕までに万全の状態に仕上げていきたいところだ。