大谷、練習試合でマイナー相手に3回6失点 制球定まらずも女房役は楽観的
2018/03/10
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、メキシカンリーグ(トリプルA級)のティファナ・トロスとの練習試合に先発し、3回を投げて6安打6失点の成績だった。
メジャーリーグで活躍した選手がほとんどいない打線相手に苦しんだ。初回にはトリプルAで8シーズンプレーしているマーティンに本塁打を浴びると、2回にも失点。この日は制球が定まらずに2死球を与えるなど、3回64球、6安打、6失点だった。一方で、6三振も奪っており、良いボールと悪いボールがはっきりしていた。
直球の球速も「ヤフー・スポーツ」のジェフ・パッサン記者や、「USAトゥデイ」のボブ・ナイテンゲール記者によると、95マイル(約153キロ)を計測したのが5球で、多くの直球は90〜91マイル(約145キロ〜146キロ)だったという。
一方で地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」によると大谷とコンビを組んでいるレネ・リベラ捕手は心配をしていないようだ。「良い方向に向かっているね」と答えたリベラは、「(メジャーのレギュラーシーズンの)プレイボールがかかれば、違う投手を見ることができるさ。もっと速い球を見られるし、キレのある球もあるだろう。彼は大谷になるのさ。もう少し時間が必要だね」と語ったという。
大谷自身も「前進はしています」と答えたように、まだ現段階は調整の時期だ。しかし、開幕まではおよそ3週間。意外に時間は残されていない。