前田健太、メジャー第2号に期待「ミラクルは起こる」
2018/03/11
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が9日(日本時間10日)、カンザスシティ・ロイヤルズとのオープン戦に先発。3回を3安打、1四球、4三振、1失点に抑えた。
オープン戦で三度目の登板となった前田。この日は初回の先頭打者にいきなりソロ本塁打を浴びる嫌な展開も、その後は立て直すことに成功。2回は二者連続三振を披露し、3回はピンチを迎えるも後続をゴロに打ち取り無失点とした。
これで前田はオープン戦に3試合登板し、1勝0敗、防御率2.45。安定感を見せている。MLB公式サイトによると、試合後に前田はインタビューで「3回を投げきることができ、現在取り組んでいるチェンジアップを試すことができました。良い感覚で投げられました」と通訳を通して説明。順調な調整ぶりをアピールしたという。一方で、ドジャースのロバーツ監督も「ストレート、スライダー、速球と良かった」前田の投球に満足のようだ。
一方で前田に対して打撃面での質問に及んだ場面もあったという。前田はメジャー最初の試合で本塁打を放ったことはよく知られているが、その後は実は0本塁打。そのことについて聞かれると、前田は「ミラクルはもうすぐ起こると思う」と回答したという。
前田は、昨季ポストシーズンで中継ぎとして大車輪の活躍をしたが、本来は先発投手だ。オープン戦で順調に調整を重ね、ローテーションに入り、そして、2シーズンぶりの本塁打も狙う。