大谷はマイナーで開幕を迎えるべき 今度は元サイ・ヤング賞投手からも提言
2018/03/24
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オープン戦で不調に苦しんでいるロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手。米メディアからはすでに「開幕はマイナーで迎えるべき」との記事も書かれているが、今度は元サイ・ヤング賞投手からも提言が出たという。しかし、大谷のことをより考えた意見とのことだ。米メディア『スポルティング・ニュース』が22日(日本時間23日)に伝えている。
「日本のベーブ・ルース」として大きな期待を集めていた大谷だが、オープン戦では投打ともに不調。そのような中、ニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツなどで活躍した元サイ・ヤング賞投手のデービッド・コーン氏も大谷について意見があるようだ。
同氏は「才能は間違いなくある。彼は世代に一人の才能だ」と大谷が持つ可能性については絶賛しながらも、若い選手に初日から結果を求めるのは酷であること、新しい環境に慣れるのにもう少し時間が必要であることを語ったという。
一方でコーン氏自身は大谷について「期待外れ」との評価を現段階で下すのは早計であると考えているようだ。同氏は「キャンプでの少しだけのハイライトだけでは意見をするには足りない」とコメントもしている。
しかし、「エンゼルスには難しい決断になる」としながら、「彼に時間を与えることは何もおかしいことではない」、「日本から来た若い選手を少し守ることは悪いアイデアではない」と大谷のマイナー行きを提案。また、昨季の怪我にも触れて、「完全に回復して、MLBの試合に慣れるためにはもう少し時間がかかるかもしれない」と冷静な立場で意見した。
誰もが認める才能を持ちながらも、未だに真価を発揮できずにいる大谷。開幕まで1週間を切った中、エンゼルスはこのまま大谷を据え続けるのか。今後も目が離せない。