王者アストロズ新加入の剛腕、移籍後初登板で初勝利 7回11Kに監督「完璧」
2018/04/02
Getty Images
ヒューストン・アストロズに新加入したゲリット・コール投手が4月1日(日本時間2日)、敵地グローブライフ・パークで行われたテキサス・レンジャーズ戦に先発登板し好投を見せた。
今年1月にピッツバーグ・パイレーツからトレードで移籍してきた27歳のコールは、初回にジョーイ・ギャロ内野手にソロ本塁打を浴びたものの、後続を打ち取り最少失点で切り抜ける。その後は、メジャーデビューから5年で4度2ケタ勝利を挙げている実力を発揮。最速約158キロの速球とスライダー、チェンジアップ、ナックルカーブを武器に次々に打者を打ち取っていき、5回と7回には3者連続三振を奪う力投を見せ、この日は7回102球(ストライク65球)、被安打2、与四球3、奪三振11、失点1の成績。打線の援護もあってチームは8-2で勝利し、コールは移籍後初登板で初勝利を挙げた。
米公式サイト『MLB.com』によれば、試合後アストロズのA.J.ヒンチ監督はコールについて「完璧なパフォーマンス。アストロズでのキャリアを最高の形でスタートさせた」と絶賛。コールは、6回に先頭のノマー・マザーラ外野手に二塁打を浴び、その後併殺で無失点にしのいだ場面を振り返り「あれは大きな併殺だった」と仲間の守備に感謝した。
昨季世界一に輝いたチームは、オフに先発ローテーション投手の放出もなく、それどころかナショナル・リーグ屈指の剛腕を加えることに成功。連覇へ向けた態勢が整った中、この日その右腕に結果が出たことでその牙城はさらに高くなるだろう。