国際化進むMLB、日本はまだ少数。選手数トップはドミニカ。その内訳は?
MLBの2018年シーズンが3月29日(日本時間30日)に開幕した。今季、米国外の出身者は21カ国・地域の254人で、約29%を占める。21カ国・地域は昨年の19カ国・地域を上回る過去最多となっている。
2018/04/03
ドミニカはは95年の統計開始からトップを維持
MLBの2018年シーズンが開幕した。今季は8人の日本人選手が開幕ロースターに名を連ねた。この数は昨年と同数だが、昨年はゼロだったメジャー初挑戦の選手が今季は3人いる。大谷翔平(エンゼルス)、牧田和久(パドレス)、平野佳寿(ダイヤモンドバックス)。これは大きな変化と言える。
MLBの国際色に彩りを加えるサムライプレーヤーたちだが、リーグ全体を見渡すとその勢力はまだまだ少数であることは否めない。MLBへ最多の選手を送り込んでいるドミニカ共和国の「ディアリオ・リブレ」紙は現地時間4月1日、2018年のMLB開幕ロースターにおける外国籍選手についてのレポートを掲載している。
同紙によれば、750人のアクティブ・ロースター選手に加え、127人の故障者リスト入り,出場停止中などの選手を含めた全877選手のうち約29%にあたる254選手が外国人選手となり、これはMLB史上3番目に高い数字ということだ。
国別にみると、1位からドミニカ共和国(85人)、ベネズエラ(74人)、プエルトリコ(19人)、キューバ(17人)、メキシコ(11人)と続き、そして第6位に日本(8人)ということだ。以下、カナダ(6人)、韓国(6人)、コロンビア(5人)、キュラソー(5人)となっており、計21カ国・地域のプレーヤーが開幕ロースターに名を連ねた。ドミニカ共和国は昨シーズンから数字を落としたものの、こうしたデータが発表され始めた1995年以来トップの座を守り続けている。