大谷“ショータイム”12Kで2勝目 アスレチックス相手に7回1死まで完全投球
2018/04/09
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたオークランド・アスレチックス戦に先発登板し、7回無失点の好投で2勝目を挙げた。
メジャー2試合目の登板となった大谷は初回、3者連続連続三振の最高の立ち上がりを見せる。味方打線が2点を先制した直後の2回も、4番のクリス・デービス外野手を中直、5番のマット・オルソン内野手を空三振、初登板の試合で本塁打を許した6番のマット・チャップマン内野手を左直に打ち取り、主軸を3者凡退に抑える。
それから大谷はさらに波に乗って、6回まで1人の走者も許さない完璧な投球を見せた。そして、本拠地のファンが固唾を飲んで見守る中、7回のマウンドに登った大谷は、先頭のマット・ジョイス外野手を遊直に打ち取り、続いて迎えたのはマーカス・セミエン内野手。カウント2-0からの3球目、96マイル(約154キロ)の速球を真ん中やや外寄りに放ったが、セミエンはそれを痛烈に弾き返して左前安打とした。
完全投球はここで終わったが、大谷は2死二、三塁までいったこの回を、最後は空三振とともに無失点で切り抜けて、大歓声がこだまする中マウンドを降りた。大谷は後のイニングをリリーフ陣に試合を託したが、緊張感で包まれたメジャー2戦目のマウンドは7回91球(ストライク59球)、被安打1、与四球1、奪三振12、無失点。アナハイムをさらに熱くする「shotime」(ショータイム)だった。
試合もマイク・トラウト外野手、ライアン・シンフ内野手の本塁打などで着実に加点し、リリーフ陣も1失点に留めたエンゼルスが6-1で勝利。大谷は2勝目を挙げた。