オリオールズ、絶対的守護神を重症で欠くピンチ。経験値のある若い力が命運握る【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/10
Getty Images
【打撃陣:B】主砲が開幕絶望。頼りはマチャド&ジョーンズ
2016年47本塁打の主砲マーク・トランボ外野手がスプリングトレーニング中に右大腿四頭筋を負傷し、復帰まで3~4週間を要する見込みとなり、開幕が絶望的となった。
また、クリス・デービス内野手も右前腕を痛めてヒヤリとしたが、こちらは復帰済で心配はない。1年契約を結んだ3年連続30本塁打以上のマニー・マチャド(写真)と、契約最終年の7年連続25本塁打以上のアダム・ジョーンズの両打者は今季も健在で、トランボの復帰の目途が立つまでは彼らの攻撃力が絶対的に必要とされる。
昨季リーグ最下位だったチーム盗塁数32は今季も改善は見られそうにないだけに、最近2年で計57本塁打のジョナサン・スコープ内野手、新加入のティム・ベッカム内野手ら主軸の前後を打つ選手たちの活躍もカギとなる。
【次ページ】【総合評価】