マリナーズ、イチロー復帰でスター軍団の濃度増す。新加入の若手との化学反応に期待【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/12
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【投手陣:B】昨季は故障に泣いた2枚看板。岩隈の復活はあるか
通算160勝、10年連続の開幕投手が決まったフェリックス・ヘルナンデス(写真)は、昨季は長期間の故障に苦しみ、わずか16試合の登板に終わった。ジェームズ・パクストンは、12勝防御率2.98の好成績を挙げたものの、2度の故障者リスト入りをしている。
この2枚看板に加え、昨季途中にセントルイス・カージナルスから移籍したマイク・リークとマルコ・ゴンザレス、同じくタンパベイ・レイズから移籍のエラスモ・ラミレスが先発ローテーションと見られる。ここに岩隈久志が右肩のクリーニング手術からの復活を果たしローテーションに加わることが出来れば、このチームの潜在的な投手力は高い。
クローザーは昨季34セーブを挙げたエドウィン・ディアスがその役割を今年も担うことが予想される。まだ24歳と若く、最速101マイル(約163キロ)を超える速球が魅力だ。
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