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アスレチックス、豊富な若手とともに最下位阻止へ。敏腕GMの再建計画は実を結ぶか【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/12

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【打撃陣:C】楽しみな若手が多い印象。カギを握る2人の「マット」を含め大化けも


 
 攻撃陣も若く未知数な選手がラインナップに並ぶ。30歳の指名打者を務めるクリス・デービスは、昨季まで球団史上初となる2年連続40本塁打以上を放つスラッガー。彼が最大の得点源になることは間違いない。
 
 23歳のマット・オルソン内野手は、実質的にルーキーだった昨季、59試合の出場で24本塁打を放っている。同じく2年目のマット・チャップマン内野手(写真)も24歳ながら14本塁打、打率.234だったが、選球眼が良く出塁率は3割を越え、長打率も備えたビリー・ビーンGM好みの選手だ。
 
 さらには、25歳のチャド・ピンダーは内外野の複数のポジションをこなすユーティリティー・プレイヤー。打撃面でも、本拠地オークランド・コロシアムの歴史上最長とも言われる約140メートルのホームランを放ったこともある楽しみな選手だ。
 
 上記の選手たちをはじめ、多くの若手選手が将来のチームの担い手として奮闘を期する。上位チームとの戦いによっては大化けの可能性も秘めている。
 

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