インディアンス、地区3連覇は確実か 大きな補強なしも現有戦力が投打に強力【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/13
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【投手陣:A】先発全員2ケタ勝利も狙える 選手層の厚さで群抜く
昨季、5投手が2桁勝利を挙げたクリーブランド・インディアンス。エースのコーリー・クルーバー(写真)を中心に今年も強力な投手力でリーグを支配する。MLBを代表する右腕へと成長した32歳のクルーバーは5年連続の200投球回、3年連続の18勝を目指す。
昨季初の200回を投げ、18勝を挙げたカルロス・カラスコと17勝のトレバー・バウアーにも注目だ。先発投手陣の昨季成績はあまりにも“できすぎ”感はあるものの、それでも先発投手にはジョシュ・トムリン、MLB2年目で12勝を記録したマイク・クレビンジャー、16年の球宴投手のダニー・サラザーと全員が2ケタ勝利を狙える布陣。厚い選手層で3年連続の地区優勝、そして48年以来の世界一を目指す。
一方のリリーフは、過去5シーズンで平均76試合に登板した鉄腕のブライアン・ショウがコロラド・ロッキーズへ移籍。しかし、リリーフエースのアンドリュー・ミラーと抑えのコディ・アレンは健在で、ショウの穴をニック・グッディ、ダン・オテロ、ザック・マカリスターなどの中継ぎ投手でカバーしたいところだ。
大きな補強はなかったが、それはすでに戦力が揃っている証拠。3年連続の地区優勝は堅そうだ。