ロイヤルズ、一気に弱体化で未来見据えた戦いに 若手の才能開花が待たれる【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/15
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【打撃陣:D】主力移籍で得点力減は必至。着実に経験積む若手に期待
打者陣は一気に弱体化した。チーム一筋の4番・エリック・ホズマー内野手がサンディエゴ・パドレスに移籍。さらに打率3割、175安打を放ったロレンゾ・ケイン外野手も古巣のミルウォーキー・ブリュワーズへと戻り、早くも厳しい状況となっている。
一度はFAになることを選んだ昨季38発のマイク・ムスタカス内野手(写真)が戻ってきたのは明るいニュースだが、それでも目に見えてチームの打撃力が落ちていることがわかる。
2月後半には昨季打率.217ながらも30発を放ったルーカス・デューダ内野手を、3月にはシカゴ・カブスで141試合に出場し打率.296を放ったジョン・ジェイ外野手を緊急補強し、打線を少し改善。
実績がある選手はアレックス・ゴードン外野手や、遊撃手のアルシデス・エスコバー、昨季ブレイクして盗塁王を獲得したウィット・メリフィールド内野手がいるが、昨季に比べると小粒感は否めない。
打率.144と絶不調だった26歳ホルヘ・ソレア外野手と、ブラジル生まれのパウロ・オーランド外野手、16年に12発を放った25歳チェスラー・カスバートらの活躍が期待される年になりそうだ。