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今季のMLBでの死球数が大幅に増加 2001年以来の高水準の理由とは?

2018/04/14

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 昨季のメジャーリーグはシーズンで記録した本塁打数が史上1位という歴史的な1年だったが、今季ある記録が昨季より大幅に増えているという。それは死球数だ。米メディア『USAトゥデイ』が12日(日本時間13日)に報じた。
 
 同記事によると、まだメジャーリーグが開幕しておよそ2週間しか経過していないが、すでに149個の死球が発生したとレポート。この数字は1試合あたり0.42個の死球数の計算で、昨季より17%高い数値であり、2001年(1試合あたり0.39)以来の高水準だという。
 
 現に、死球をきっかけに乱闘もすでに複数回起き、試合出場停止や怪我などすでにメジャーリーグの選手たちに多くの影響を与えている。
 
 すでに死球数が増えている理由はなんなのか。記事では対戦カードと、気候が原因なのではと推測する。対戦カードについては、同地区のライバルカードがシーズン序盤に多く組まれていることを指摘。過去の出来事が翌シーズンに持ち越されることもあり、また、試合が短い期間に詰まっていることが、過去の出来事を掘り返すきっかけにもなるという。
 
 もう一つの理由として挙げられているのは気候だ。今季は比較的寒い気候が続き、寒くなると投手は速球の制球に苦労する。例えば寒い地域に本拠地を置いているホワイトソックスは、与死球数と死球数がともに1位であるという。一方で暖かい地域を本拠地としているドジャースとダイヤモンドバックスはともにまだ死球を与えていない。
 
 死球の増加は選手のキャリアを守ることからも望ましい傾向ではない。今後のシーズンでは少しでも死球数が減ることがファンの望みでもあるだろう。



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