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大谷について打者転向の元有望株が語る「技術は明らかに有用」、「打撃の方が難しい」

2018/04/15

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 メジャーデビュー以来、投打で大活躍のロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手。オープン戦は結果が出なかったこともあり、シーズンでの活躍は疑問視されていた風潮もあったが、見事に逆境をはね返し、全米に大谷フィーバーを起こしている。そんな大谷について、カージナルスなどで活躍したリック・アンキール氏が『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』のインタビューで語った。アンキール氏は投手の有望株としてメジャーデビューして2桁勝利を挙げるも、その後はイップスに苦しみ、キャリア途中で打撃力を買われて打者転向を果たした選手だ。
 
 投打で活躍したアンキール氏はインタビューで大谷について聞かれ、「私は彼の大きなサポーターだよ。彼にサイ・ヤング賞を獲って、67本塁打を打ってほしいね」と称賛。「彼はすでに日本で高いレベルでプレーしていた。私たちが見たかったのは彼の技術のレベルがMLBで通用するかどうかだった。そして明らかに通用している。彼を見るのはとても楽しいよ」と答えている。
 
 また、アンキール氏は大谷の投手力と、打撃力についても聞かれ、投手力については「彼がローテーションの1番手になることを考えないことの方が難しい。100マイルの球を投げ、スプリットもとても最高だ。彼に勝てる選手はそういないよ」とコメントした。
 
 一方の打撃力については「打撃の方が難しいと思う。投手はミスをしてもうまく逃れることはできる。でも、打撃がスランプになったら、基本的にはうまく逃れられない。15打数0安打になったら、全員が見ているからね。投手のときのようにうまくは行かないのさ」と自身の経験にも基づいて分析した。
 
 また、アンキール氏は大谷のチームメイトのアルバート・プホルス内野手ともシーズン前に話したといい、プホルスは大谷について「あいつは球を500フィート飛ばし、100マイルの球を投げられる。彼の実力は本物だ。試合でそれを出せるかわからないが、彼の打撃練習は本物だ」と驚いていたという。
 
 メジャーリーグの長い歴史の中でもすでに稀有な存在となっている大谷。シーズンは始まったばかりだが、すでに多くの選手、記者が大谷の実力に舌を巻いている。今後、どのようなプレーで我々をさらに驚かせてくれるのだろうか。ますます注目である。



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