パドレス、粗削り感に磨きをかけるシーズン 牧田加入のリリーフは充実【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/21
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【投手陣:C】先発陣が手薄。リリーフ陣でどこまで補えるか
先発陣に不安がある。昨季150イニング以上投げたのはクレイトン・リチャードとルイス・ペドロモだけで、3番手以降がローテーションを守っていけるかに疑問符が付く。
しかし、ディネルソン・ラメットやコリン・リア、新加入のブライアン・ミッチェルなど若手が結果を残していけるかが今季の見どころでもあると言える。
リリーフ陣はそこそこ頭数は揃っていると言えるだろう。カービー・イェーツ、クレイグ・スタメンと昨季60試合に登板した投手がいる他、フィル・メイトンもメジャー1年目にして46試合に登板し経験を積んだ。そして、抑え候補のブラッド・ハンドは昨季79回1/3を投げて100を超える三振を奪っており、今シーズンも奪三振ショーに期待がかかる。
また、オープン戦で結果を出している牧田和久(写真)にも注目だ。牧田は首脳陣、チームメイトも驚くメジャーリーグでは珍しいアンダースローの投手だが、スライダー、カーブ、シンカーなどの変化球を駆使しながら速球を生かす投球スタイルがどこまで通用するかにかかっている。リードした場面で、セットアップとしてクローザーに繋ぐ役割に期待したい。