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大谷の登板延期も…もう一人の二刀流マッケイ、悪天候でも2度目のマイナー先発

2018/04/17

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地カウフマン・スタジアムで行われるカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板予定だったが、氷点下まで下がった悪天候のために試合は中止となった。その同じ日、カンザスシティから東に約900キロ離れたケンタッキー州ボウリング・グリーンでは、大谷と同様に二刀流に挑戦しているタンパベイ・レイズ傘下ボウリング・グリーン・ホット・ロッズのブレンダン・マッケイ投手がマイナー1Aで2度目の先発マウンドに上がった。
 
 前日のカードが悪天候で中止になったため、この日はホット・ロッズ対フォートウェイン・ティンカップスのダブルヘッダーが行われた。マッケイが登板した第1試合開始時の気温は摂氏6度。強風のせいで体幹気温は3.8度まで下がった。試合を行うことは可能だが、決して野球に適した天候とは言えない。
 
 マッケイは最初の2イニングを1人の走者も出さない完璧な立ち上がりを見せた。しかし、3回に2ラン本塁打を許してこの回で降板した。前回の試合とあわせて、ここまでのマッケイの投手成績は5回1安打8奪三振2自責点、防御率3.60となった。
 
 この日の第2試合にマッケイは出場せず。前日までの打撃成績は6試合で16打数7安打6打点11四死球、打率.438、出塁率.667、OPS1.167となっている。6試合連続で四球を選んでおり、持ち前の長打力はあまり発揮できていないが、相変わらず出塁率の高さが目につく。
 
 悪天候の影響もあり、この日の観客数はわずか2866人。翌16日(日本時間17日)は、ホット・ロッズの試合は予定されていないが、次の遠征地であるウエスト・ミシガン・ホワイトキャップスの本拠地まで約800キロの移動が待っている。米国の中央部から東部にかけて続いている天候不順はまだ収まる気配がなく、次試合が予定されているウエスト・ミシガンの17日の予想最高気温は摂氏2.7度、同最低気温はマイナス4.4度となっている。
 
 少ない観客数から来るモチベーションの低下、過酷な移動から来る疲労、さらに加えて野球に適しない天候、始まったばかりのブレンダン・マッケイの二刀流への挑戦は数多くの困難に見舞われているが、今のところは投打ともに充分すぎるほどの結果を残している。
 
 
文・角谷剛



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