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田中将大の2敗目の陰に味方の拙守、今季ワースト3位タイの失策数。指揮官「野手が助けられなかった」

2018/04/19

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 ニューヨーク・ヤンキースが17日(日本時間18日)、本拠地で行われたマイアミ・マーリンズ戦で1-9と大敗した。
 
 先発・田中将大投手の5回7失点の乱調、野手の拙守、主砲ジャンカルロ・スタントン外野手の不振が重なって今季8敗目。ブライアン・キャッシュマンGMは「もっとうまく野球をするべきだった」と反省の弁を述べている。
 
 17日付の現地メディア『ニューヨーク・ポスト』では、「マーリンズ相手に恥ずべき負け ヤンキースのしたこと全てが間違いだった」と題して敗因を分析している。メジャーリーグ屈指の強力打線を擁しながら勝率は現在5割。チームの不振について、キャッシュマンGMは「故障者やふがいない成績をなんとかしなければならい」と語っている。
 
 5回7失点で今季2敗目を喫した田中が含まれることはもちろんだが、この日の敗因はそれだけではない。ヤンキースは11点差をつけて快勝した前日の試合から一転、ミゲル・アンドゥハー内野手のキャリア初の本塁打がなければ完封負けを喫するところだった。
 
 打線は、マーリンズの先発ガルシアを前にチャンスをことごとく生かせず沈黙。得点圏に走者を進めながら9残塁と決定打を欠いた。特にスタントンは無死一二塁の場面で2度凡退した。
 
 さらにこの日は守備のミスが響き、大量失点につながった。初回は田中が連打で先制点を献上すると、無死満塁から遊撃手ディーディー・グレゴリアスの悪送球の間に2失点。さらに失策は続き、2回に捕手ゲーリー・サンチェスがセフティーバントを一塁へ悪送球、1死三塁で二塁手ニール・ウォーカーが打球を捕球できずに追加点を許した。
 
 アーロン・ブーン監督は「野手が田中を助けることができなかった」と試合を振り返る。16試合を終えたヤンキースの失策数は、現地18日の試合終了時点でメジャー全体ワースト3位タイの17で、指揮官は守備の強化が必要だと説く。
 
 「現状はわれわれのベストな野球ができていない」とブーン監督。強豪球団の復調には課題が山積のようだ。



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