殿堂入り確実のプホルス、通算3000安打まで残り「9」 史上32人目の偉業目前
2018/04/21
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ロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス内野手は20日(日本時間21日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で中前二塁打を放ち、メジャー通算3000安打達成まで残り「9」とした。
記録達成なら史上32人目、ドミニカ共和国出身の選手としては昨季達成したエイドリアン・ベルトレ内野手(テキサス・レンジャーズ)に次いで2人目の快挙となる。
昨季、メジャー史上9人目となる通算600本塁打を達成したプホルスは、2001年にセントルイス・カージナルスでデビュー。これまでMVPを3度獲得、首位打者に1度、本塁打王に2度輝くなど、メジャー最高打者の1人とも言われている。
米メディア『ESPN』は現地19日に「アルバート・プホルス3000安打への軌跡」と題し、特集を掲載。デビューからの道のりを振り返り、今季プロ19年目を迎える強打者のキャリアを紹介している。
カージナルスでメジャーデビューした01年、プホルスは打率.329、37本塁打、130打点と新人離れした成績を残し、満票で新人王の栄冠を手にした。2010年まで連続で3割30本塁打100打点を達成し、打者として一時代を築いた。
2011年オフに現在所属するエンゼルスに移籍。13年は左足のけがで故障者リスト入りし、手術などの影響で期待される結果を残せないこともあった。しかし、エンゼルスでの6シーズンでは100打点を4度達成するなど、中軸としての役目を果たしている。今季ここまでの成績は20試合で打率.267、3本塁打、10打点の成績となっている。
記事の中では、プホルスは3000安打達成を前にして「素晴らしい人々に恵まれた。家族やチームメイト、かつてのチームメイトがいつでも私を支えてくれた。600本塁打や3000安打は確かに素晴らしいが、思い出や友情には代えがたい」と心境を語っている。
500本塁打、1500打点、1500得点など数々の記録を達成し、殿堂入りが確実視されているプホルス。球史に名を刻む新たな偉業達成は目前に迫っている。