ダルビッシュ、またも5回途中KOに正捕手苦言「メジャーでは安心しすぎてはならない」
2018/04/22
Getty Images
シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が21日(日本時間22日)、敵地で行われたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板。4回2/3を5安打、4四球、4三振、5失点で2敗目を喫した。4回までは好投していたが、5回に崩れるパターンは今季すでに3回目だ。ダルビッシュは試合後、記者陣に対するインタビューで「自分の問題ですし、乗り越えていかなければならない問題」と語った。
地元紙『シカゴ・トリビューン』も「5回の問題が続く」と題した記事を試合後に掲載。「6年1億2600万ドルで契約したダルビッシュが、4回の登板中3回で5回を投げ切ることができなかった」と報じた。
また、記事ではこの日バッテリーを組んだ正捕手のウィルソン・コントレラスへのインタビューも掲載。コントラレスは「メジャーではいくつアウトを取っていても、打者相手に攻めなければならない」と語り、ダルビッシュに対しては「2死後、彼が91-92マイルの直球を置きにいっているのに気づいた。僕は彼にメジャーでは安心しすぎてはならないと伝えた」と忠告したという。
コントラレスが語っている場面というのは5回2死一塁から9番のタイラー・アンダーソン投手に四球を与えた場面だ。ここからロッキーズの上位打線に捕まり、ダルビッシュは5失点を喫した。しかし、ダルビッシュは打者によって力を抜いたりするつもりはない。ダルビッシュ自身も記者に対して「僕自身はいくつアウトを取っていてもすべての球、すべての打者に同じように投げている」と語ったという。
シーズン開幕から4戦に投げ、5回を投げ切ったのはわずかに1回だけのダルビッシュ。未だに移籍後初勝利もないが、まだ4月だ。本来の実力をしっかり出し切ることができれば、結果はついてくるだろう。期待されているパフォーマンスを発揮して、信頼を勝ち取りたい。