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イチロー、マリナーズ退団の日は近い? 監督「何が球団にとってベストなのかによる」

2018/04/22

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Getty Images



 今季からシアトル・マリナーズに復帰したイチロー外野手。伝説の古巣への帰還に日米ファンは大熱狂だが、マリナーズのユニフォームを着たイチローを見られる日も残り少ないかもしれない。シアトルの地元紙『ザ・ニュース・トリビューン』が20日(日本時間21日)に「イチローのマリナーズでの2度目は終わりに近づいているようだ。そうすべきなのか?」と題した記事を掲載。イチローが戦力的に必要とされなくなっていることを示唆している。
 
 イチローの未来が不透明だ。今季からマリナーズに復帰したイチローは22日までに33打数7安打、打率.212の成績。安打がすべて単打で四死球などの出塁もないため、出塁率も.212、長打率も.212という成績だ。
 
 もちろん、イチローがチームに与える影響は計り知れない。記事では、マリナーズのジェリー・ディポートGMがラジオ番組でイチローについて、「クラブハウスにいるすでに成功を収めた選手から若手まで、イチローは彼らすべてに良い影響を与えている」と語り、「彼は陰で良いクラブハウスの環境を作るために多くのことをやってくれている」と評価したと伝えている。
 
 しかし、一方で、戦力的にはイチローの立場は極めて微妙だ。正左翼手のベン・ギャメルが予定よりも早くチームに復帰。早速左翼のスタメンに就いている。さらに、若手のギレルモ・ヘレディアも出場機会を増やしている。まだ、ディポートGMはイチローが退団する可能性について表立っては何も言っていないが、チーム状況からもある程度察することはできるのだ。
 
 マリナーズのサービス監督もイチローが退団するかもとは示唆しながらも、「私たちはチームにイチローがいる状況が好きだ。最終的には何が球団にとってベストで、何が勝利につながるのかによる」と明言を避けた。
 
 いつ、時が訪れるのか。または、訪れないのか。そのときが来なければわからない。しかし、記事では土曜日の試合がイチローにとって最後の試合になるかもしれないとも書かれている(実際の試合出場はなし)。
 
 「彼はチームメイトの模範だよ。彼は誰よりも多く働く。44歳で彼が行なっていることは驚異的だよ。彼がこのチームにもたらしたことは認められるべきことだし、尊厳に満ちた方法で扱われるべきだ。これまでに達成したことだけではなく、今日も行っていることも含めてね」とディポートGMは語る。
 
 「私は、イチローがまだプレーしたいと思っていること、まだプレーできる技術があることについて自信を持っている。機会があるかどうかだ」。野球界の「生きる伝説」の今後はどうなるのか。もしかしたら、再びチームを探さなければならなくなる日は近いかもしれない。



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