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初4番の大谷、決め球捉えて技あり安打 監督は中軸への成長に期待「彼には可能性がある」

2018/04/23

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「4番・DH」で先発出場した。
 
 メジャー初の4番に座った大谷は初回、2死一塁で第1打席を迎えた。対するのは通算123勝の右腕ジョニー・クエト投手。スライダーと速球でカウントを1-2とされると、4球目の外角低めに来た84マイル(約135キロ)のチェンジアップに手を出したものの空三振に終わった。
 
 4回の第2打席も低めのチェンジアップに空三振を喫した大谷。しかし、6回1死一、二塁で迎えた第3打席、三度クエトとの対戦で真価を発揮する。初球からチェンジアップで攻めるクエトに対し、冷静に球筋を見極めた大谷は、カウント2-2から放られた84マイル(約135キロ)のチェンジアップを腕をいっぱいに伸ばしながら捉えると、打球は右前への安打となり、ここまで苦戦したチェンジアップをようやく攻略した。8回の第4打席は、左腕トニー・ワトソンのシンカーの前に遊ゴロに終わり、この日は4打数1安打。打率は.333となった。試合はエンゼルスが2-4で敗れている。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷について「とても気持ち良く打席に立っているようだ」と感心した様子で語っている。また、中軸に名を連ねるまでに成長するかと問われると「彼には可能性がある」と期待を込めて答えた。
 
 大谷は、今度は投手として24日(同25日)に敵地で行われるヒューストン・アストロズ戦に先発登板することが予定されている。前回登板でマメを発症しその影響が懸念されるところではあるが、昨季の世界一チーム相手にどのような投球をするのか注目だ。



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