カージナルス、3年ぶりポストシーズンへ 得点力増でリリーフ陣への不安補う【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/25
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【投手陣:B】先発3本柱が安定。クローザー不在のリリーフ陣が大きな課題
セントルイス・カージナルスは、シーズン途中にローテーションに定着していたマイク・リークとランス・リンが抜けたが、初めて200イニング以上を投げたカルロス・マルティネス(写真)、30試合に先発したマイケル・ワカの成長でカバーすることができた。
ここに、今季から昨年巨人でプレーしたマイルズ・マイコラスが加わり、2年連続2ケタ勝利を挙げているかつてのエース、アダム・ウェインライトが調子を取り戻せば、強固な先発投手陣が形成される。
リリーフ陣は昨季故障者が多発し、勝利の方程式は完全に崩壊してしまった。ナショナル・リーグの15球団の中で、3点差以内の試合の勝敗がワーストだった(48勝53敗)ことからも、リリーフ陣の再建は今季の大きな課題となるだろう。
今季の陣容としては、昨季ともに70試合以上に登板したブレット・セシル、マット・ボウマンがおり、新たな戦力としてバド・ノリス、ドミニク・リオンが加入したのは大きい。
クローザー不在の状況ではあるが、こちらも新加入のルーク・グレガーソンで対応。ヒューストン・アストロズ時代の2015年に記録した31セーブと同様の活躍が求められる。