カージナルス、3年ぶりポストシーズンへ 得点力増でリリーフ陣への不安補う【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/25
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【打撃陣:B】オズーナ加入で得点力増見込む。ベテランと若手がバランス良く共存
打撃陣は将来が楽しみな大砲が加入した。マイアミ・マーリンズで昨季37本塁打をマークしたマーセル・オズーナ(写真)外野手だ。初のゴールドグラブ賞も受賞し、攻守に才能が覚醒したオスーナを中心に打線を組んでいくことが予想される。
デビューイヤーの昨季から遊撃のレギュラーに定着したポール・デヨング内野手は、同ポジションとしてはチーム記録となる25本塁打をマーク。新人王投票2位にランクインした。二塁を守るコルテン・ウォン内野手も.376と高い出塁率を残し、守備面でも良い働きを見せた。
マット・カーペンター内野手は、3年連続20本塁打以上とパンチ力がある。守備でも、チーム状況によっては一塁手・二塁手・三塁手のどれでも守ることができるユーティリティプレイヤーとしての価値を今季も見せたい。
扇の要には、プエルトリコを代表するキャッチャーのヤディアー・モリーナが今季も座る。昨季自己ベストとなる82打点を挙げたことからも、36歳を迎える今季も打棒の方でも一層の活躍が期待される。
また、昨季デビューしたハリソン・ベイダー外野手や、3年目のカーソン・ケリーら若手選手の成長も見どころの1つとなっている。