パイレーツ、投打の中心が抜けて分岐点に。残された若手の成長幅に期待【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/26
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【打撃陣:B】痛い主砲流出。得点力減が叫ばれるも実績ある若手中心の布陣
打線の要であったアンドリュー・マカッチェン外野手の流出で得点力が大幅に下がってしまった。そこで、昨季ナショナル・リーグの新人王投票で2位に入る活躍を見せたジョシュ・ベル(写真)内野手と新加入のクリス・ディッカーソン外野手が今後打線の中軸を担っていくことが期待される。
20代中盤から30代前半で、若いながら実績も重ねている選手で固められている布陣は、派手さはなくても将来が楽しみなものになっている。スターリング・マルテ外野手、ジョシュ・ハリソン内野手、アダム・フレイジャー外野手が昨季いずれも打率.270をマークし、走力を生かした攻撃もできるので、これを存分に発揮して相手投手を惑わせていきたい。
グレゴリー・ポランコ外野手やジョルディ・マーサー内野手も、打率は低いがチームには貴重なパワーがあり、守備も優れているため上位進出のために必要不可欠な戦力になってくるだろう。
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