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レッズ、最下位脱出へは投手陣の改善が不可欠。長打武器の攻撃は出塁がカギ【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/27

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【打撃陣:B】長打力生かし得点増へ。ボットー手本に出塁率向上が必須


 
 一塁を守るジョーイ・ボットー内野手(写真)は、抜群の安定感を誇り、昨季は36本塁打・100打点をマーク。ナ・リーグトップのOPSを記録するなどMVP投票では2位に輝いた。他にも、二塁手のスクーター・ジェネット内野手は27本、三塁手のエウヘニオ・スアレス内野手は26本、右翼手のスコット・シェブラー外野手が30本、アダム・デュバル外野手が31本の本塁打を放つなど中軸の長打力は30球団屈指。
 
 しかし、その前を打つ俊足のビリー・ハミルトン外野手の出塁率がわずか.299と後続の得点力を十分に生かせなかったのが昨季の勝敗に大きく響いたといっていい。
 
 もちろんハミルトン1人の責任ではなく、ボットー以外に打率が3割に届いた選手がいないことも自慢の長打力が得点に結びついていない要因と考えられる。今季は、打線全体で出塁率と確実性を上げることが課題となるだろう。
 

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