ナショナルズのCY賞右腕がメジャートップ5勝目 チームの連敗4で止める
2018/04/26
Getty Images
ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザー投手が25日(日本時間26日)、敵地AT&Tパークで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板し、両リーグ単独トップの5勝目を挙げた。
自身3連勝で迎えたシャーザー。過去のジャイアンツとの対戦成績は3勝4敗、防御率4.17と分が悪かったが、この日はエースとしての貫禄を見せるピッチングを披露。いきなり3点の援護を受けた初回を無安打と上々の立ち上がりを見せ、2回は2本の二塁打で1失点を喫したが、ここからエンジンがかかった。
3回以降の4イニングで、初球ストライクは打者15人中10度と投手優位に立ち、6奪三振を記録。2年連続最多奪三振、サイ・ヤング賞3度受賞の力を見せた。シャーザーはこの日6回99球を投げ被安打5、与四球2、奪三振10、失点2で防御率は1.62としている。なお、2ケタ奪三振は今季自身早くも4度目。
打線も中盤4回~8回まで複数得点を重ね、18安打15得点と爆発。ナショナルズが15-2で大勝を収め、シャーザーは両リーグ単独トップとなる5勝目をマークした。
米公式サイト『MLB.com』によると、試合後シャーザーは「先発投手として、0のイニングを重ねて攻撃陣に勢いを付かせたい」と述べ、一方で自身が打者として連続試合安打が4でストップしたことについては「それはそれで面白いでしょう」と話した。
チームは連敗を4でストップさせ、地区首位とのゲーム差を5.5に縮めている。連敗中は3度先発投手に負けが付く内容だったが、この日シャーザーに勝ち星が付いたことで、これをきっかけに地区2連覇中の王者として巻き返しを図りたいところだ。