マーリンズ、主力選手の一斉放出で全てをリセット。ジーターCEOに批判集中しファン離れも加速【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/28
Getty Images
【投手陣:E】メジャー最低クラスの先発ローテ。エース候補ウレーニャのブレイクに期待
マイアミ・マーリンズの昨季のチーム防御率4.82は、リーグワースト3位。しかしながら目立った補強はせず、現有戦力の底上げと、若手の成長頼み。昨季10勝のダン・ストレイリー、同9勝の陳偉殷が戦線離脱し、ローテーションはメジャー最低レベルに。
年間を通じてスタッフが固定されることはなさそうだ。ブルペンも不安がいっぱい。クローザーはブラッド・ジーグラーが務めるものの、かつての安定感はない。5年連続50登板の田澤純一(写真)も、年々成績が悪化傾向。何とかここで歯止めをかけたい。
希望の光は昨季14勝を挙げたホセ・ウレーニャ、そしてセントルイス・カージナルスから加入した100マイル(約161キロ)の剛腕サンディ・アルカンタラといった若手有望株。まだまだ粗削りだが、チームの将来を担う楽しみな素材だ。
【次ページ】【打撃陣】