マーリンズ、主力選手の一斉放出で全てをリセット。ジーターCEOに批判集中しファン離れも加速【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/28
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【総合評価:E】
2017年10月に元ヤンキースのスーパースター、デレック・ジーター氏がCEOに就任。早速球団再建に舵を切り、看板選手をはじめとするコアメンバーを次々と放出。
見返りとして多くの若手有望株を獲得したものの、チームはまさに焼け野原状態。投打ともにマイナーレベルの選手がひしめいており、シーズンを通してラインナップはコロコロ変わりそうだ。選手からは不満の声が上がり、現状、勝利へのモチベーションは皆無に等しい。
また、ファンからも批判が殺到し、開幕から観客動員は低空飛行。今年と来年は100敗を覚悟し、優勝争いは4~5年後と腹を括るしかない。とは言え、マーリンズは何度も球団再建を経験しており、若手有望株を育て上げるノウハウには一日の長がある。近年、球団再建からチャンピオンへと昇りつめたカンザスシティ・ロイヤルズ、シカゴ・カブス、ヒューストン・アストロズの再現を狙う。