ダルビッシュの「103キロカーブ」見逃し三振に打者愕然「まったく予想していなかった」
2018/04/28
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シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発登板。6回を投げ3安打、2四球、8三振、1失点(自責点0)の成績で勝ち負けはつかなかった。常に変化球のキレでファンのみならず選手をも驚かせるダルビッシュだが、この日最も注目を浴びた変化球は、5回にマニー・ピーニャ捕手から見逃し三振を奪った64マイル(約103キロ)のカーブだ。
103キロのカーブを内角に投げ込み見逃し三振。三振に打ち取られたピーニャも驚愕したようだ。試合後にMLB公式サイトのインタビューを受けたピーニャは「あのような球をまったく予想していなかった」と語り、「ツーシームやスライダーを待っていたのに、あれを投げた。彼は良かったよ。すべての球の制球がとても良かった」と脱帽した。
さらに、この日のダルビッシュは今季初安打となる二塁打を放った後に、尻もちをついたシーンも注目を浴びた。ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダー投手は「有・・・。投手の身体能力が高くないという説を晴らすのが遠くなる」とSNS上で反応した。
投打に加えて走でも活躍したダルビッシュだったが、後続が同点打を浴び、今季初勝利はお預けとなった。苦しんでいた制球もしっかりと調整し、本来の実力を発揮しつつあるダルビッシュ。今季の初勝利と日米通算150勝は近そうだ。