ナショナルズ、充実戦力も克服できないPOの弱さ。主力選手のFAイヤーで“背水の陣”【30球団戦力紹介】
今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。
2018/04/30
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【打撃陣:A】故障者続出中も破壊力抜群。今季終了後FAのハーパーの爆発に期待
オフに目立った補強は行わなかったものの、強力打線は今年も健在。核となるのはもちろんブライス・ハーパー外野手。メジャー6年で通算150本塁打、5度のオールスター選出を誇るスーパースターだが、今シーズン終了後にFAとなる為、例年以上にハッスルプレーで魅せてくれるはず。
その他、通算251本塁打のフランチャイズ・プレーヤーであるライアン・ジマーマン内野手をはじめ、現在は故障中だが、昨季自身初の100打点を記録したアンソニー・レンドーン内野手、2年連続打率リーグ2位のダニエル・マーフィー内野手、移籍1年目の昨季は左ひざ前十字靭帯断裂も安定した打率が魅力のアダム・イートン外野手と、ハーパーの周りを固める打者も一流だ。
彼らがラインナップに戻りさえすれば、破壊力は抜群。ベテランのハウィ・ケンドリック内野手、代打の切り札となるマット・アダムス内野手の存在も心強く、俊足のトレイ・ターナー内野手の機動力も大きな武器となる。
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