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「打者・大谷」全米に衝撃与えた15安打。“ゾーン”で見る驚異の適応能力、今後の課題は

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が、メジャーリーグ最初の1カ月を終えた。投手として2勝を挙げた一方、打者としても3試合連続本塁打を含む4本塁打を記録するなど打率.341を記録。渡米前から「二刀流」としてオフの話題をさらった大谷だが、その注目と期待に見事に応える結果を見せた。

2018/05/08

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新たに見えた課題。経験とともに成熟される技術に期待

 一流投手の球のキレへの対応の他、ストライクゾーンの見極めには多少の時間がかかるだろう。それぞれの審判には、内外や高低にごく微妙に異なる“特徴”が存在するからだ。
 
 そして、左腕対策も必要である。ここまで対右投手が32打数13安打(4本塁打)の打率.406であるのに対して、対左投手が12打数2安打で打率は.167にとどまっている。
 
 しかし、まだ1カ月。大谷が初めて4番に座り1安打を放った22日(同23日)、マイク・ソーシア監督は取材陣に中軸に名を連ねるまでに成長するかと問われ「彼には可能性がある」とコメント(米公式サイト『MLB.com』より)。メジャー歴代4位の696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏も、自身が解説を務める米放送局『FOXスポーツ』で大谷の活躍について「とても印象的なアスリート。アメリカだけの物語だけではなくて、世界的な物語だね」と絶賛している。
 
 どんな課題があろうと、これから何年ものメジャーリーグ人生を送るにあたり、沢山の経験を重ねて成熟していく過程とともに大谷の活躍を楽しみに見守っていきたい。5月は一体どんなバッティングで我々を魅了してくれるだろうか。

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