ヤンキース、主砲の豪快2発で「首位攻防」第1R制し7連勝! 明日は田中が先発
2018/05/09
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ニューヨーク・ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が8日(日本時間9日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたボストン・レッドソックスとの試合で2本塁打と活躍。首位攻防3連戦の初戦でチームを勝利に導いた。
アメリカン・リーグ東地区2位のヤンキースは2回、先頭のスタントンが第1打席を迎え、相手先発の左腕ドリュー・ポメランツ投手に対し、フルカウントから高めに来た91.7マイル(約148キロ)の速球をクリーンヒット。低い弾道で伸びた打球はレフトポール際へ飛び込む第8号先制ソロ本塁打となった。
続く第2打席も4回の先頭打者として立ったスタントン。ポメランツからカウント2-1と有利な状況を迎えると、今度は外角高めの88.9マイル(約143キロ)の速球を逆方向へ弾き返し、打球は高い放物線を描きながらライトスタンドへ突き刺さる第9号ソロ本塁打。リードが2点に広がった。
試合はその後同点となったが、7回にヤンキースがアーロン・ジャッジ外野手のタイムリー安打で勝ち越し。そのまま3-2で勝利を収め、これで7連勝。同地区首位との攻防カード第1ラウンドを制したことで、両チームが首位タイで並ぶ展開となった。
米公式サイト『MLB.com』によると、今季3度目の複数本塁打を放ったスタントンは試合後「どんなスコアや状況であっても、どんなにビハインドを背負っていても問題はない」とコメント。アーロン・ブーン監督は「私たちは色々な戦い方をしながら良い野球ができている。今夜はタフな試合だった」とシリーズ初戦を制したことに満足しながらも次戦へ向けて気を引き締めていた。
明日、ヤンキースは田中将大投手が先発登板する予定となっており、自身5勝目とともにカード勝ち越し、そして単独首位浮上を狙う戦いになる。一方のレッドソックスは、当初デビッド・プライスが先発予定だったが、左手のしびれにより登板を回避。代わりにリック・ポーセロ投手が登板する。