大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » 田中将大 » 去年の春は遥かに優れた投手だった? 米メディア、田中将大への拭えぬ不安

去年の春は遥かに優れた投手だった? 米メディア、田中将大への拭えぬ不安

田中将大のスプリング・トレーニング全登板が終了した。4月6日、今季開幕戦となるヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦に、初の開幕投手としてマウンドに立つ。

2015/04/02

text By

photo

Getty Images



スプリング・トレーニング最終登板を終えて

 田中将大のスプリング・トレーニング全登板が終了した。次回は4月6日、今季開幕戦となるヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦だ。果たして、彼は万全なのだろうか?『ESPN ニューヨーク』のウオレス・マシューズ記者は「準備ができているかどうかに関わらず、田中の舞台の幕が上がる」という記事で、拭えぬ不安を記している。

 スプリング・トレーニング最終登板となった31日のツインズ戦では、相手は「飛車角落ち」だった。本来のレギュラークラスのうち、ジョー・マウアー、ブライアン・ドージャー、トリ・ハンター、オズワルド・アルシア、カート・スズキ、トレバー・プルーフを欠く打線だった。しかし、それでも田中は4回1/3回で7本の安打を許した。無四球だったのはさすがだが、奪三振は1しかなかった。なによりも球威が十分ではなく、球速は最速92マイルが1球のみ。91マイルは2球、90マイルも7球しかなかった。

Because you can argue endlessly about the relative meaning of spring training statistics, but you can’t argue this: Tanaka was a much better pitcher last spring than he was this spring.
スプリング・トレーニングの成績が相対的にどんな意味を持つのかという議論には答えがないが、「去年の春の田中は遥かに優れた投手だった」ということには異論を挟む余地はない。

1 2


error: Content is protected !!