去年の春は遥かに優れた投手だった? 米メディア、田中将大への拭えぬ不安
田中将大のスプリング・トレーニング全登板が終了した。4月6日、今季開幕戦となるヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦に、初の開幕投手としてマウンドに立つ。
2015/04/02
Getty Images
開幕に向け万全であるかどうか、注目すべき時
昨年春、田中は5登板(3先発)で21イニングを投げ、被安打15で自責点は5、防御率は2.14と秀逸だった。与四球はわずか3で、イニング数を大きく上回る26三振を奪った。そして公式戦に突入すると、故障でリタイアするまではサイ・ヤング賞もののパフォーマンスを見せた。特に開幕からの14先発では、11勝1敗で防御率1.99。99回2/3回で113三振を奪うなど完璧な内容だった。
一方、今春の登板は14回2/3のみ。被安打は13とほぼ投球回数に匹敵し、自責点は昨年と同じ5で13奪三振。防御率は3.07だ。決して悪い成績ではないものの、ファンや球団関係者が田中に望むのは、もっと高いレベルであることは確かだ。
また、ヤンキースは田中の体調管理にはかなり意を払っていることは間違いない。この春の4登板では最長でも4回2/3しか投げさせていないが、それでも登板間隔は、中5日、中6日、中5日だ。
A year ago at this time, everyone was sure Masahiro Tanaka would be a great pitcher.
Now, the same people are just relieved that he is still a pitcher.
And whether he is ready or not, it is just about time for his close-up.
昨年のこの時期、田中が偉大な投手であることにだれも異論はなかった。現在はその同じ人々が、田中はまだ投げられる状態にあることにほっとしている。彼が開幕に向け万全であるかどうか、注目すべき時が来た。
出典:“Ready or not, here comes Masahiro Tanaka”@ ESPN New York by Wallace Mathews in Mar.31st 2015
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