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メッツ“大失態”オーダー表に書かれた打順と逆に… 試合もサヨナラ負けで散々

2018/05/10

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 ニューヨーク・メッツが9日(日本時間10日)、敵地グレートアメリカン・ボールパークで行われたシンシナティ・レッズ戦で“失態”を犯し、試合も接戦の末敗れた。
 
 メッツは初回、1番のブランドン・ニモ外野手が見逃し三振に倒れた後、続いて“2番”としてウィルマー・フローレス内野手が打席に立った。フローレスは空振り三振となり、今度は“3番”としてアズドゥルバル・カブレラ内野手が打席に立ち、左翼線へのエンタイトル二塁打を放って2死二塁の場面を作った。
 
 しかし、ここでレッズのジム・リグルマン監督が異議を申し立てる。メッツのオーダー表を手に審判団に説明すると、直後にカブレラの二塁打が無効となり、次打者のジェイ・ブルース外野手が「アウト」の宣告を受けて3アウトでチェンジとなった。
 
  実は、当初試合前に交換されたオーダーカードには「2番・カブレラ」「3番・フローレス」「4番・ブルース」となっており、2番と3番が逆に打席に立ったことからこのような事態が起きた。メッツの何ともお粗末な失態だったが、それに気付いたレッズの監督による冷静な判断で“ハプニング”は収束した。
 
 試合は1-1の同点で迎えた延長10回、レッズの攻撃で、前の回から守備に就いていたアダム・デュバル内野手が先頭打者として打席に立つと、メッツ4番手のA.J.ラモス投手から第6号のソロ本塁打を放ちサヨナラ勝利を決めた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、試合後メッツのミッキー・キャラウェイ監督は今回の失態について「腹立たしい」と述べ、「この負けは高い代償になった」と悔しい思いを吐露している。一方、レッズのリグルマン監督は「審判以外の誰もがルールを知り尽くしているとは思わない」とコメントした。
 
 これでメッツは2連敗。逆にレッズは2連勝として今季ようやく10勝目を挙げた。4月に成績不振からブライアン・プライス前監督が早々に解任されたが、冷静沈着の新監督の下ここから挽回していくことができるだろうか。



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