メジャーリーグの平均年俸が過去最高値を更新!【エヌヒト式mLbな人々】
年々選手の年俸が下がり続けている日本のプロ野球界。それとは対照的にメジャーリーグの選手年俸はいまだに高騰し続けている。そのメジャーリーグの平均年俸が今年、過去最高値を記録した。一体どれほどの金額なのだろうか。
2015/04/02
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日本のプロ野球とは10倍以上の差
日本のプロスポーツの中では断トツに年俸が高いプロ野球界だが、昨年の平均年俸は3,678万円と前年比-1.5%となり、3年連続でマイナスとなった。各球団は各々経営努力を続け、身の丈経営に努めており、それにより選手年俸は年々抑えられている傾向にある。
そんな中、メジャーリーグでは日本のプロ野球界とは対照的に選手の年俸が上がり続け、ついに今年の選手の平均年俸が過去最高値を記録した。サンフランシスコ・クロニクル紙のウェブサイト『sfgate.com』では以下の通り報じている。
The average salary when Opening Day rosters are finalized Sunday will break the $4 million benchmark for the first time, according to a study of major-league contracts. Los Angeles pitcher Clayton Kershaw tops players at $31 million and the Dodgers project to open the season with a payroll at about $270 million, easily a record.
メジャーリーグの契約内容を調査したところ、この日曜日に確定した2015年のメジャーリーガーの平均年俸は今回初めて400万ドル(日本円で約4億8千万円)を上回ったことがわかった。最高年俸はロサンゼルス・ドジャースのピッチャーであるクレイトン・カーショウで3,100万ドル(日本円で約37.2億円)、そしてドジャースは今シーズンの総年俸をおよそ2.7億ドル(日本円で約324億円)と予測しており、これもリーグ新記録となる。
今年のメジャーリーグの平均年俸の(日本円にして)約4億8千万円と昨年のプロ野球の平均年俸3,678万円を比べると、約13倍もの開きがある。またAP通信の調査によると、メジャーリーグの平均年俸は、今後10年でさらに425万ドル(日本円で約5億1千万円)まで上昇すると予測している。