大谷、「母の日」に奪三振ショー! 7回途中まで好投も…リリーフ打たれ4勝目ならず
2018/05/14
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6回に“力み” ピンチ迎えるも気迫の投球
序盤を0-0で終えた試合は4回に入り、大谷はまず先頭の3番エスコバーをカウント1-2から85.9マイル(約138キロ)のスプリットで右直に打ち取る。続くロザリオはカウント1-2から外高めの99マイル(約159キロ)の速球で空振り三振。ガーバーもカウント0-2から88.7マイル(約143キロ)のスプリットでこの日4つ目の3球三振を奪い、無失点に抑えた。
5回、先頭の6番モリソンにカウント2-2から80.6マイル(約130キロ)のスライダーを弾き返され右前安打を許し、初回以来の先頭打者出塁となる。しかし、続くグロスマンはカウント1-1から94.5マイル(約152キロ)の速球で右飛。ペティートもカウント1-2から84.2マイル(約135キロ)のスライダーで二ゴロ。キンズラーが処理に手間取ったが、スタートが遅れた一塁走者のモリソンを二塁で封殺にして2アウトとした。そして最後は、ウィルソンをカウント0-2から82マイル(約132キロ)のスライダーで3球三振に仕留めて、この日10個目の奪三振。この回もスコアボードに「0」を刻んだ。
6回、味方打線からようやく1点の援護をもらった大谷は、先頭の1番ドージャーに対しカウント3-1から96マイル(約154キロ)の速球を投げ込んだが、わずかに外れてこの試合初めての四球を与えた。少し力みが見られ始めた中、続くケプラーの打席で初球を暴投。走者を二塁に進めてしまう。しかし、ケプラーをカウント3-1となりながら94.7キロ(約152キロ)の速球で右飛に打ち取ると、ライトのコール・カルフーンの素早い返球もあって走者の進塁を許さず。
1死二塁となって、エスコバーをカウント1-2から84.2マイル(約135キロ)のスライダーで二ゴロに打ち取り、この間に走者が三塁に進んで2死三塁。ここで、4番のロザリオに対してカウント1-2から89.6マイル(約144キロ)のスプリットを投げ込んで空振り三振に打ち取り、ピンチを無失点で切り抜けて大谷はマウンド雄叫びを上げた。大谷はここまで91球(ストライク62球)を投げて被安打3、与死球1、奪三振11、無失点。