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レイズ・二刀流マッケイ、1Aアドバンスド昇格 投手優位の成績も、期待すべき打撃術

2018/05/15

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 タンパベイ・レイズは13日(日本時間14日)、二刀流のブレンダン・マッケイ投手を1Aボウリング・グリーン・ホット・ロッズから1Aアドバンスドのシャーロット・ストーン・クラブスに昇格させると発表した。14日(同15日)からストーン・クラブスに合流する。
 
 ストーン・クラブスの本拠地はフロリダ州シャーロット市で、1Aアドバンスド・リーグの1つフロリダ・ステート・リーグに所属する。リーグ名の通り、全ての対戦相手がフロリダ州内にあるため、米国中西部を転々とした1A時代より遠征時の移動は少し楽になる。
 
 マッケイの1Aでの成績は、投手として2勝0敗、防御率1.09。24.2イニングで40奪三振、与四死球2という驚異的な数字を残している。150キロを超える速球とスライダーとカッターが主な武器で、コントロールに優れたピッチャーだ。
 
 打撃成績は打率.254、 出塁率.484、 長打率.333、 OPS (出塁率+長打率).817となっている。投手成績ほどのインパクトは残していないが、注目すべきは出塁率の高さだ。21試合で28個の四死球を選んでいる。
 
 1Aでのマッケイの成績は、打者より投手の方が上回っていたが、これはわずか5週間余りのサンプルでしかない。マッケイは、大学時代に投打の両方で活躍した選手を表彰するジョン・オルルド賞、いわば“最優秀二刀流賞”を3年間連続で受賞。大学時代は189試合の通算打率.328、28本塁打、OPS (出塁率+長打率)は.966と、むしろパワーヒッターとしての評価が高かった。
 
 1Aでは中4日で先発登板し、登板後の2日か3日後に1試合だけ休み、残りの3試合を一塁手か指名打者(DH)で出場。打順は3番あるいは4番でフル出場するパターンで投打二刀流を実現してきた。レベルが上がる1Aアドバンスド・リーグでこの起用方法にどのような変化が起こるか注目したい。
 
 
文・角谷剛



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