レッズ移籍の右腕が6回1失点で移籍後初勝利 最速155キロ「健康な状態を保っていく」
2018/05/23
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8日にメッツを“戦力外” 2013年にはトミー・ジョン手術経験
シンシナティ・レッズのマット・ハービー投手が22日(日本時間23日)、本拠地グレートアメリカン・ボールパークで行われたピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板し、移籍後初勝利を挙げた。
ニューヨーク・メッツの40人ロースターから外され、事実上の戦力外通告を受けたハービーは、8日(同9日)にデビン・メゾラコ捕手とのトレードでレッズに移籍していた。
この日は、初回に2点の援護を受けた直後のマウンドで、安打と連続四球で満塁のピンチを背負ったが無失点。その後4回にソロ本塁打を浴びたものの、失点はこの1点のみ。5回、6回は3者凡退に抑え役目を終えた。
ハービーは、最速96.4マイル(約155キロ)の速球とスライダー、チェンジアップ、カーブを駆使して6回93球(ストライク63球)を投げて被安打3、与四球2、奪三振5、失点1の好投。チームも7-2で勝利し、本拠地初登板で嬉しい移籍後初勝利を挙げた。
2013年に右肘側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた右腕。米公式サイト『MLB.com』によれば、「ここ2、3年間で厳しい状況が続いている」と話しながらも「初勝利を挙げられて良かった」と安堵のコメントを残した。また、「全てのことを落ち着かせ、仕事を信頼し、健康な状態を保ったまま適切に働いていくようにしていく」と今後へ向けた意気込みを語っている。
ジム・リグルマン監督代行は、ハービーについて「3度目の登板で、最高の投球をしてくれた」と称賛。依然としてナショナル・リーグ中地区最下位の位置から上位との差は大きいが、5月に入って20戦10勝で勝率.500。29戦7勝で勝率.241だった3月4月より成績が向上しているだけに、ハービーの力とともに勝利を1つずつ積み重ねていきたいところだ。